【予告9月28日】空気を読むってどういうこと?山本七平の「空気の研究」をヒントに考えてみる

公開日: : 最終更新日:2014/10/04 イベント告知, 書籍紹介 , , , , ,

 

どうして空気をよめなきゃダメなの?

弟子の投稿です。9月の哲学カフェのお知らせです。

今回は「空気」について 、山本七平さんの「空気の研究」をヒントに考えていく会です。

 

「空気読めよ」

「おまえKYだな」

 

皆さんもこういう言葉を言ったこと、言われたことが一度があるのではないでしょうか?

日本の社会を考えるうえで空気というのは無視できない重要なもので、「空気が読めないこと」がとても重い罪であるかのようなに感じられます。

 

それは論理や客観的・相対的な観点にもとづく思考とはかけ離れたところで醸成されます。

気がつけば空気は自分とその周りにいる人達を支配し、それを破ることは絶対にあってはならないという暗黙のルールを作り上げてしまいます。

支配されている間、その空気にしたがうことは当たり前なのですが、いったんそれから抜け出してしまうと「あれ、あの時はなんであんな風にしていたのかな?」と理由が分からないものです。

 

私達に常にまとわりついて抗うことが許されない。

この奇妙な「空気」というのはいったい何なのでしょうか?

空気の支配から抜け出し、うちやぶる方法はあるのでしょうか?

山本七平さんの「空気の研究」をヒントに考えていきたいと思います。

 

山本七平さんって誰?

山本七平さん(1921〜1991)は日本社会や日本人の行動様式について「空気」という概念を用いて研究された在野の学者です。下級将校として太平洋戦争に従軍した経験なども山本氏の鋭い考察のベースになっています。

 

「空気の研究」は1977年に出版されましたが、今なおその輝きを失っていません。空気という言葉のほかに10年ほど前からKYという言葉も生まれたように、現代の日本はますます空気に支配されやすくなっていると感じされます。郵政民営化にはじまるシングルイシュー選挙や、震災復興や原発問題、安全保障や地域活性化など皆さんにも思い当たる節はあるのではないでしょうか?

 

なにか1つの観点だけが絶対視され、真の解決に結びつきにくい問題がたくさんあるように見えます。そしてそれは山本氏の言うまさに「空気」が私達を支配しているという状態なのです。

 

イベント概要

「空気の研究」が不朽の名著であるということは私達日本人の社会が根本的に変わっていないということです。空気、KYについて考えを深めてみたい方はぜひ足をお運びください。

 

 

日時:2014年9月28日(日)13:00〜15:00

料金:500円

場所:サンシップとやま 602号室

主催:哲学カフェ in 富山

問い合わせ:cafephilotoyama*gmail.com(*を@に変更)

 

お申し込みはFacebookイベントのページか、上記のアドレス宛にお願いいたします。

 

予習は基本的に不要ですが、以下の書籍を一読していただけるとより楽しめます。

参考文献

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山本 七平
文藝春秋
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